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第二回らいだぁ杯・準決勝大将戦カバレージ

 プク丼選手vsウルシハ選手





『順当な結果』という言葉が最もしっくり来るかもしれない。
 1位と8位、2位と7位~と分けられた決勝トーナメントで、一回戦を勝ち上がってきたのは1位、2位、3位、4位だった。

 準決勝。ここからは賞品も一段と豪華になり、動画撮影が行われ、あるいはカバレージが書かれる。

 準決勝でカバレージが書かれる対象となったのは、チーム『落ちたwイフリンゴ~以下省略~』とチーム『KUMa』の大将戦だ。

「アイヤイのカードのテキストが何一つわからない……」
 試合開始前にそうぼやいていたのは、事前の情報収集で対戦相手がアイヤイだと知っていたプク丼選手。
 チームメイト3名全員が著名なウリス使いである『落ちたw』チーム。その大将であるプク丼選手の使用デッキは、やはりと言うべきか焦熱ウリス。

 その対面でアイヤイを使用するのはウルシハ選手だ。
 お互いがプレイマットを敷くと、どちらもグレイブ・ガットイラストのプレイマット。筆者の記憶が正しければ、彼も神奈川周辺ではウリスでの有名度が高いプレイヤーだった。
 が、今回の彼がチョイスしたデッキはアイヤイ。
「戦績何何ですか?」というプク丼選手の質問に、落ち着いた顔で「4-1ですね」と答えるウルシハ選手。つい先日までメタゲームに陰も形もなかったアイヤイだが、今回の彼は自信を持ってこのデッキを持ち込んだことがうかがえた。

 しきりに不安がるプク丼選手と静かに準備を進めるウルシハ選手の姿は対照的。そして、発売当初から連続パンチのビッグムーブを何度も繰り返すコンセプトを持っていたアイヤイと、攻撃力・防御力両方に優れ安定した試合展開を目指すウリスというデッキチョイスもまた、対照的だ。

 じゃんけんはプク丼選手が勝ち、先手が3枚、後手が2枚のマリガンを行って試合の準備は整う。後は掛け声で試合を始めるだけだ。――ウィクロスなのに、なぜか『デュエマ・スタート!』という掛け声で。


 試合は、いきなりプク丼選手に不利な形で始まる。
 3枚のマリガンを行っても、デッキは彼に十分なLv1を寄越さなかったのだ。
 1面も展開せずにターンを返したプク丼選手に、ウルシハ選手のシグニ2面からの攻撃が襲い掛かる。それに加えてルリグアタックも通り、そして、ライフが4まで落ち込んだプク丼選手にバーストはなし。
 カミカブトのアタックトリガーで続くターンの安定まで約束されたウルシハ選手が、まずは後手における最善に近いスタートを切った。

 次のターンもウルシハ選手は攻勢を続ける。
 ベルフェーゴ2枚+イフリード2枚で全面を開けてこられての攻撃をしっかり暴風警報で受け流すと、返しにスイングライド+ぷにとーのコンボで更にダメージを叩き込み、一気にライフは1対5。
 たったの2ターンでライフが1というのはあまりにも危険な数字だ。それが、連続パンチを仕掛けてくる相手ならなおさらのこと。

 このまま試合はワンサイドゲームで終わってしまうのか。そう思った矢先、プク丼選手は起死回生の一手を打つ。
 相手のカードの効果を逐一しっかり確認すると、バアル→ベルフェーゴからのイフリード落とし→エニグマオーラ、と流れるような動きで面空け・ライフ回復を行い、返しのターンにマイアズマの蘇生とカイヅカを噛み合わせることで一気にライフを3対4まで引き戻した。

 更に焦熱グロウ→ダイホウイカ2面からエニグマオーラを撃ち込むプク丼選手。
 エニグマに対してのアスレ【NORMAL】のスペルカットインでイフリードとエニグマを取り除かれてしまうも、相手に防御アーツである水天を1枚吐かせた上で大量の手札とライフを確保することに成功する。
 ライフはあっという間に1対5から6対3だ。

 ライフを一気に引き戻されたウルシハ選手だが、アイヤイの攻撃はこんな所では終わらない。
 エニグマの隙を突いてイフリードを除外し、防御手段を一手減らすところまではこぎつけたのだ。むしろここからが本番である。

 JOKERにグロウしたウルシハ選手は、さきほど防御用に撃った水天で増えた手札を惜しみなく使い、スイングライド→フラフープ→アスレ【HARD】とレゾナ2枚の盤面を一気に展開する。
 エニグマを撃ったせいでエナも盤面もガラガラなプク丼選手は、ここでアーツの使用を吟味する。何度も何度もアイヤイのテキストを確認し、それが致命傷にだけは至らないことを確認して、ようやく攻撃を通す。LBによるリフレッシュを合わせ、再びライフは1まで落ち込んでしまった。
 エナを与えることを危惧してかディアボロスのLBを彼は発動せず、そのままフラフープの効果が解決されて5点ムーブのターンは終了を告げる。

 ウルシハ選手のルリグデッキは既に4枚見えている。あと1枚を、エニグマで耐久しながら吐かせれば勝てる。
 ……本当にプク丼選手がそう考えていたかは分からない。が、焦熱のエクシードで2ドローを行った彼は、苦い顔をしてメツムによる相手へのリフレッシュだけを行うと、パイモン・アシュタルス・ベルフェーゴというフラフープケアをした盤面だけ作ってアタックに入る。
 ここをウルシハ選手が通したことで、ライフはお互い1対1まで落ち込んだ。

 返すターンのダイホウイカ2面による攻撃を2枚目のマイアズマで崩したプク丼選手だが、次のターンもエニグマへ到達することはなかった。先ほどのターンのお返しとばかりにダイホウイカを使った3点要求の盤面を作り上げるも、2枚目の暴風警報にトドメは阻まれる。

 そして、そのまま彼に返しのターンは訪れなかった。

 先ほどのターンで制限時間が終了し、エクストラターンに入ったウルシハ選手。既にルリグデッキがすっからかんな彼は、もう『自分の最後のエクストラターンは存在しない』とばかりに最強のシグニゾーンを作り上げる。
 まず、場に置いてあったスイングライドをルリグデッキに戻しそのまま再度場へ。山札により良い選択肢があるかを確認した後、アシュタルスの前にアスレ【HARD】を、もう1ヶ所にダイホウイカを出しそのままアタックに入った。

 残った少ないアーツの中からハロー・エフェクトを吐くプク丼選手。アスレの攻撃でバニッシュされたアシュタルスがそのまま、手札コスト1枚でシグニゾーンに戻る。
 だが、アスレは、アップしている。

「このカード、無限に起き上がるんですか?」
「回数制限は書かれてないですね」

 試合中何度も見られた、初見のカードの効果確認。プク丼選手は、『アスレはアシュタルスを際限なく殴り続けられる』という結果に気付くと、諦めて最後のライフをめくる。

 バーストは、なし。
 ダイホウイカの一撃がプク丼選手を貫いた。


「最初は調整相手として組んでたんですけど、やってるうちに実はこれ強いってことに気付いたんですよね」
「アイヤイってバニッシュしたら沸いて来るって認識しかなくって。フラフープもレゾナも怖くて殴らなかったのが完全にプレイミスでした」

 感想戦でそんなことを言い合う両選手。
 発売直後のカードをふんだんに使い、高いデッキパワー・初見殺し性能というアイヤイの2つの特性を見事に引き出したウルシハ選手が、見事に試合での勝ちをものにした。

ウルシハ選手○
プク丼選手●
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テラタカ

Author:テラタカ
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タイプミスしました

ウィクロスをメインにしてる
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後は長期人狼もやってます

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