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オタメガは落とし神/《コード・ピルルク APEX》

■はじめに■

 あけましておめでとうございます。ご無沙汰しておりますてらたかです。
 皆様元気にしてらっしゃるでしょうか。僕は新年早々ナナシの洗礼を受けて寂しい正月を送っていました。
 おかげで新年からするはずだった沢山の贅沢を今になって取り返している最中です。

 去る1月8日、神奈川で開催されたチーム戦のWPSに参加してきました。
 チームメンバーは地元の身内プレイヤーと、贅沢にも元世界王者のmasterさんです。
 年明け早々病気でダウンしていた僕のことも考慮して、大会直前に調整会をセッティングしていただけるという贅沢さ。言った通り贅沢を取り返すの一環として取り組んでい(たような気がし)ました。

 今回の記事は、その時に使用したデッキ、及びその調整録です。
 使用したデッキはピルルクAPEX。そうですね、りくって奴が遊々亭ブログでバンバン記事を書いてる、言わずと知れたトップメタルリグです。皆さん対策にも一苦労しているデッキタイプかと思います。
 僕も最初は遊々亭の方で記事を書こうと思っていたのですが、あまりにもAPEXが多いと食傷気味になってしまう気がしたので、今回はこちらのブログにて話をします。

 ところで、当然の話なのですが、既に公開されているアーキタイプと全く同じデッキを記事にするわけがありません。
「APEXはもういいんだ……」と仰らず、とりあえずちょっとだけ、目を通して行って頂けると幸いです。

(ちなみに、身内プレイヤーが使用して大将席で6-1した雪月花代の記事も調整に携わったため書こうか迷っていたのですが、こちらは使用者本人が軽ーく記事を書いていたため今回はスルーとさせていただきます)

 項目を分けてリンクを張ってあるので、与太話は聞きたくないんだって人は↓の項目選択で読みたい場所まで飛ばしちゃいましょう。

相反しないように
強いオタガメは4
幻聴
レシピ
各種解説
まとめ



■相反しないように■

 たしか昔別の記事で書いた話なんですが、僕はピルルクを使うにあたって1つ、どうしても外したくない拘りがあります。

 それが、「フルハンデスができないピルルクはピルルクじゃない」ということ。
 CL規制前まで黒MGT型を使っていた理由、そしてCLの規制と前後してしばらくAPEXを放置していた理由は、いずれも『現状のピルルクでフルハンデスに持ち込むのが非常に面倒臭いから』でした。

 CLを出す→シールを当てる→ドロソかなんかでCLを落とす→ALCAで回収とかしてもう一発、だとか、
 ALCA→CLでシールを回収→黒MGTレゾナで何か回収してシールを使う→ゲットインセクトを絡め再度、だとか。

 とにかく以前のピルルクはフルハンデスをCLに頼りがちで、それがなくなった今、フルハンデスを行うためには昔と全然違うプランを採用せざるを得ませんでした。

 けれど。
 ウィクロスはフルハンデスをするゲームではありません。相手のライフを7枚削ってトドメを刺すゲームです。
 ギミックをフルハンデスに寄せるのはいいですが、CLでやっていたことと同じことをやろうと張り切りすぎると――例えば黒MGT型にして無理矢理シールを何度も回収しようとすると――ただの前環境の劣化デッキが完成してしまいますし、更に言えばどこかに変な綻びが誕生することになります。
(一回黒MGT型のAPEXを組んでみたはいいのですが、知り合いにメツミでデッキのALCAと蘇生札を一気に落とされて15枚あったデッキが全く掘れなくなり、そこで限界を感じて崩しました)

「フルハンデスがしたい!」からの「これまでと同じギミックを使っても劣化デッキにしかならない!」という問題点。
 これを解消した上で、なおかつ完成させるデッキは「トップメタ相応のデッキパワーを持った構築」にしなければなりません。大会に持ち込むAPEXを作る以上、それは当たり前のことですね。

 CL以前と別のフルハンデスギミックを用い、同時に過去の劣化にならないよう高いデッキパワーを維持。
 これらを同時に達成するために目を向けたのは、新弾のあるカードでした。


■強いオタガメは4■

《大幻蟲 §オタガメ§》。
 今となっては「実はミュウ強化じゃなくてアロスピルルクフラグだった!」と判明しましたが、当初は赤宇宙と共にレゾナ組メインのカードと思われていた1枚です。
 最近は投入しない人も増えてきましたが、バブーン→プレシャスオタガメで緑子の応報アンダーワンからの詰めを避ける、スリーアウトオタガメを使い創世マユのExターンをしっかり潰す、などの理由でCLが抜けた後のピルルクに1、2枚程度採用されていることがよくありますね。

 僕はこのカードが大好きで、発売直後かなり早い段階で4枚揃えました。
 理由としては『発売前からちょっと話題になっていたループミュウを試してみたかった』というのもありますが、それに加えて『ピルルクでアドバンテージが取れるようになる、珍しい1枚だった』ためというのもあります。
 ピルルクのためが先だったかミュウのためが先だったかは最早覚えてないんですけど、とにかく最近みたいな高騰を始めるよりずっと前に4枚ぱっと購入しちゃってたわけです。

 着目したのは『アドバンテージが取れるようになる』という点。

 APEXがフルハンデスを行いにくくなった理由は『CLの規制』ですが、これを分解すると以下のようになります。
①シールを1ターンに使える総数が大きく減少するため、相手の手札を捨てきるのに間に合わない
②シールは撃つたびに自身のリソースをマイナスするカードであるため、防御用まで考えるとリソース総量が怪しい
 1つ目は「CLがシールを回収できる」ために補われていた問題で、2つ目は「CLがリソースを+1でトントンにできる」ために補われていた問題です。

 もう簡単ですね。つまり、シール自体の投入枚数を増やすことで①を、CLとは違うリソース獲得手段を用意することで②を解決することで、ピルルクは過去と違う方針でのリソースを減らさないハンデス手段を手に入れられるんです。
 というわけで、最初に作ったのは以下の構築でした。


てらクス

-LB
《大幻蟲 §オタガメ§》×4
《コードハート M・P・P》×2
《コードハート A・M・S》×1
《FREEZE》×1
《コードアンシエンツ ヘルボロス》×1
《羅植華姫 バオバブーン》×4
《サーバント T》×1
《サーバント D》×1
《サーバント O》×4
《サーバント O3》×1

-非LB
《幻水 シャコタン》×1
《幻水 クマノミン》×2
《コードアート R・F・R》×1
《PRECIOUS》×2
《THREE OUT》×4
《CRYSTAL SEAL》×4
《コードアンチ カイヅカ》×1
《コードアート †S・C†》×1
《リバイブ・フレア》×1
《三剣》×1
《サーバント O2》×2

-LRIG
《infected WIXOSS》
《コード・ピルルク・K》
《コード・ピルルク π》
《コード・ピルルク Δ》
《コード・ピルルク Λ》
《コード・ピルルク APEX》
《アイスフレイム・シュート》
《ドント・エスケープ》
《ブルー・パニッシュ》
《フォーカラー・マイアズマ》




 後で詳しく説明をするため今は省くとして、ともかく最初に作ったデッキはこれでした。
 で、とりあえず完成した翌日にWPSに持っていって、本戦1没。

 割と手ごたえは感じたものの、この段階では随所に疑問があって、一旦解体。細かくすれば色々ありますが、総括すると「意外と途中で手が止まりがち」という点です。
 特にこの問題を意識したのが「ウルトゥム相手にアズマを吐いた後の三剣でヘルボとリバフレがエナ落ち」という時でした。
 普通のアペだとドエスの後にアリシアで回収とかなんとかでやりようは無限にあったはずなのに、このデッキだとどちらかを落とした後にデッキを一回転させなければいけなかったんです。それなのに上手くドロソでオタガメが落とせなかったりした時は、まあ言わずもがな悲惨でした。
 しかし、デッキの枠は結構キツキツです。
 ドローソースを増やしながら、他の枠も十分に確保する。夢物語な気がしてしまったんです。


■幻聴■

 そしてデッキを崩したある日のこと。
 画像整理をしていた僕は上の写真を見つけました。
 頭の中で悪魔が囁いてきました。

「オタガメ4あるのにイカ入れない意味ある?」

 デッキが完成しました。

 WPSで優勝しました。


■レシピ■

てらクス完成後

『フルハンソリティア/《コード・ピルルク APEX》』
-LB
《大幻蟲 §オタガメ§》×4
《幻水姫 ダイホウイカ》×2
《コードハート M・P・P》×2
《FREEZE》×1
《コードアンシエンツ ヘルボロス》×1
《羅植華姫 バオバブーン》×4
《サーバント T》×1
《サーバント D》×1
《サーバント O》×4

-非LB
《幻水 シャコタン》×2
《コードアート R・F・R》×2
《PRECIOUS》×2
《THREE OUT》×3
《CRYSTAL SEAL》×4
《コードアンチ カイヅカ》×1
《コードアート †S・C†》×1
《リバイブ・フレア》×1
《三剣》×1
《サーバント O2》×3

-LRIG
《infected WIXOSS》
《コード・ピルルク・K》
《コード・ピルルク π》
《コード・ピルルク Δ》
《コード・ピルルク Λ》
《コード・ピルルク APEX》
《アイドル・ディフェンス》
《ドント・エスケープ》
《ブルー・パニッシュ》
《フォーカラー・マイアズマ》



※ゲスト出演:master選手の肘※

■各種解説■

・《大幻蟲 §オタガメ§》《幻水 シャコタン》《PRECIOUS》《THREE OUT》《CRYSTAL SEAL》
 先ほど解説した通り、「オタガメ効果を活用してアドを取る」→「取ったアドの分だけシールを当てて±0でハンデスを行う」という、デッキの根幹の部分がこの15枚になります。
 せっかく出したオタガメをシールも当てられず邪魔だからトラッシュに送る、なんてことがないように大雑把にケアして動く必要はありますが、基本的に難しいギミックではないかと思います。

 合言葉は「オタガメはクリーナー」です。できる限りコストとして支払ってデッキに戻し、ソリティアのために何度もシールの的になってもらいましょう。

 もちろんですが、通常のAPEXで見られるようにオタガメを使うことも忘れはいけません。応報返しの耐久とかイカで切ってバニッシュされた面を埋めるとかですね。


・《幻水姫 ダイホウイカ》《コードアンシエンツ ヘルボロス》《コードアンチ カイヅカ》
 ドロソ→シール→三剣といったデッキの動かし方をするため初期レシピに入っていたAMSですが、デッキ回転率を上げる意味なら当然イカの方が1億倍強く、入れた今となっては「どうして前はAMSを入れていたんだろう」とさえ思えてくるレベルです。
 マラカイトを踏みつけられるLv4という意味ではAMSも悪くはないのかもしれませんが。

 デッキを半分から2/3回転し続けるということが多いこのデッキでは、ダメージソースを十分に確保するために、トラッシュ利用をしない相手にもヘルボ→カイヅカを積極的に出していくことが多いです。
 忘れがちなのですが、ヘルボロスはバブーンでデッキサーチが可能です。イカ→ヘルボ→イカ→ヘルボでデッキ回転率を下げないようにしながら場をキープできるのが最善。
 更に忘れがちなことといえば、ヘルボがいる時にディスカードからオタガメを出せば-7000がかかる点でしょうか。
 ソリティアを中断して殴りに行かなければならない状況はもちろん起こりうるので、ダメージソースの無駄遣いは他のデッキ以上に禁物です。


・《羅植華姫 バオバブーン》《三剣》
 強いカードは4ァ!
 ドローソースからのオタガメで場を埋めるというパターンを何度も繰り返すこのデッキは、エナはある程度キープしつつも手札を構えすぎ、という状況になりがちです。
 リソースの損失を出さずに手札→エナの変換を楽にでき、またソリティアが苦手としがちな対赤におけるランデスの対策としても優秀なのがバブーンで、またソリティアの〆としてリソースを更に追加しながらエナに落ちたバブーンを吐き出せるのが三剣です。

 副次的な効果として、バブーン自体が使ったら除外されてくれるため、リフ山が圧縮されてソリティアの無駄牌が減るという小さなメリットも存在しています。
 どうせ4枚入ってるんで、最初の2、3枚程度はあんまりもったいぶらずさっさと使ってしまった方がいいです。


・《サーバント》《コードアート R・F・R》《コードアート †S・C†》
 1~3t目を凌いでくれるカード達です。
 下級はシャコタンと合わせて13枚、そのうちLv1の枚数は10枚と非常に少ない構築になっていますが、先ほどから何度も説明している通りデッキを回転させつつフルハンする構築であるため、この枚数で問題があるとは思っていません。
 むしろ、ミルルンの頃と同じように、リフレッシュを挟む前にライフ0調整を行ってしまえるのが最善です。

 サーバントは9枚。
 APEXの鯖の理想枚数は8枚と言われていますが、このデッキでは序盤場を埋めるために鯖を素で出す機会が多いこと、上記のライフ0調整を相手のルリグパンチで調整しやすいことなんかを加味して1枚多い数にしています。
 本当はLv4のサーバントも入れて燐廻への完全回答を作りたかったところなのですが、今のところは枠を探している段階です。


・《コードハート M・P・P》《FREEZE》《リバイヴ・フレア》
 必要である説明はする必要もなさそうなので割愛します。


・《infected WIXOSS》《コード・ピルルク・K》《コード・ピルルク π》《コード・ピルルク APEX》
 同じく。


・《コード・ピルルク Δ》《コード・ピルルク Λ》
 それぞれ2種の選択肢があるわけですが、今回はΔ→Λの5リソース差獲得組を採用しています。
 黒単の枚数がたったの4枚と非常に少なく、それ故にφ及びヴァミを採用するメリットは半減しています。そして、いやしくもハンドを大量にがめた相手に対して返しで確実に大量ハンデスを行ってプランを瓦解させたいという意味でも、Δ→Λはコンセプトに非常に合致した組み合わせです。

 ミラーを採用していないため、わざわざΛのタイミングでエクシードを温存しておく意味はとても薄いです。応報を撃たれてエクシード3を吐かなければならないなんて状況では温存することもあるのですが、そういう相手にはバブーンを握っておけば割とどうとでもなるのでやっぱり機会は少ないかと思っています。


・《アイドル・ディフェンス》
 初期構築から変えた枠。このカード以外の3枠は安定度も対応力も高すぎて変える理由があまりないので、アーツ説明は最後の1枠のこれだけにしておきます。
 イノセントデュランダのようなAPEXを強引に突破してくる相手、紡ぐ者といったちょっと対処が面倒くさい相手に対して強烈に刺さります。
「最近のフルハンしにくいAPEXをメタったタイプのデッキに対し、フルハンとリソースの膨大な確保で優位に立てる」という、言わばメタメタに近い性質のあるデッキなので、このカードもメタメタの一種に数えられるでしょうか。

 シールギミック及びバブーン4のおかげで8エナが構えやすいのも他のAPEXには持ちにくい特徴であり、特に環境読みをせずとも入れられるという意味ではかなりの安定択になっています。
 ミルルンのアイドルに近い性質です。


■立ち回りは基礎ギミックでデッキをソリティアさせつつ543か444を状況に応じて立てていくだけなので割愛します■

■まとめ■

 コンセプトや細かい立ち回り、覚えておきたいギミックなんかは大体与太話とカード解説欄で説明したので、もう一度書くのが面倒になったという部分はあります(
 ソリティアの基礎を固めて回しやすくしたイメージのデッキなので、興味があるようでしたらとりあえず作って回してみるのが一番分かりやすいと思います。

 合言葉は?
「オタガメはクリーナー!」

 それではまた機会があれば。
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プロフィール

テラタカ

Author:テラタカ
URLのclustetypetは
clustertypeTにするつもりで
タイプミスしました

ウィクロスをメインにしてる
カードゲーマーです
後は長期人狼もやってます

基本はデッキレシピ置き場
カバレージや考察も書きます

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