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第5回らいだぁ杯・準決勝カバレージ

 ほのキチ選手vsあいどら選手




 過去何度もティム東白楽のWIXOSS PARTY SPECIALとして開催されてきたらいだぁ杯だが、今回は公式からのサポートのない大会だ。WIXOSS CEREMONYという新たな大会形式が、今のところチーム戦に対応していないためである。

 せっかくの非公認大会ということで、ちょっといつもとは趣が異なる。デュエルマスターズを好みに好んで好みすぎる主催ことらいだぁの影響により、なんと今回のらいだぁ杯は「オールスター+キーセレ+デュエマ」の異種TCG混合チーム戦として開催されたのだ。
 そんなちょっと特殊なレギュレーションの大会だが、しかし参加者はしっかり満員埋まった。チーム戦に飢えているプレイヤーが多いことも理由のひとつにあるだろうが、WIXOSS/DMの両方に対応できるプレイヤーが多いというのも要因のひとつにあるだろう。

 とはいえ、ライターの僕は残念なことに最近のデュエルマスターズへの知識が深くない。ここ2,3年のカードはさっぱりだ。
 というわけで、デュエルマスターズの状況は動画卓に任せて、読者の方々にはいつも通りウィクロスのカバレージにお付き合いいただこう。


「いやあ、いいデッキだよこのデッキ、ホントに」

 手札とライフの準備を終えた状態で、どことなく満足げに独りごちたのは、あいどら選手だ。

 ちょっとばかり話題がずれるが、昨年の世界大会フォーマット、ロストレージ枠使用率最多ルリグをご存知だろうか。
 リワトが出た後の環境ではそこそこにバラけたが、それ以前でいえばほぼほぼカーニバルのワントップであった。
 そのカーニバルを、一段階も二段階も上のステージへと押し上げたのは、実を言うとこのあいどら選手である。序盤のリソース獲得からのメイジ+カイヅカ、そしてそこへジョーカーを乗せての圧倒的な耐久力。通称『ドラ蟹』と呼ばれたそのカーニバルは彼の傑作であり、その後のカーニバルのスタンダードになった。

 そしてその彼は、今回もオリジナルなカーニバルを片手に、この準決勝卓に勝ち上がってきていた。

 対面するのは、グズ子を駆るほのキチ選手。
 実を言うと、彼の使用ルリグがグズ子であるということ以外、僕の耳には大きな情報は入ってきていなかった。ジャッジとして卓を見ていても、彼の試合は毎回いつの間にやら終了していたのだ。
 なので、ただただ手札を何度も確認しては腕組みをする様子が、よくわからない"不穏さ"を感じさせるばかりだった。


 先手を取ったのはほのキチ選手。
 彼はドロー後にエナチャージをせずグロウすると、手札を切ってコインを獲得、そしてすぐさま《友好の遊行 アン》をアンロックする。
 そしてハニエルを出すと、そのハニエルでハニエルをサーチ。1枚も黒いカードが見えない不気味な状況のままターンを終了した。

 後手のあいどら選手はコニプラをエナに置きつつ、Lv1ルリグの効果で手札からはZrを切る無駄のない動き。――を、したかと思うと、こちらもすぐさまキーをアンロック。《一途の巫女 ユキ》だ。
 山札をゆっくりと確認すると、彼は原子のLv1バニラであるSを手札に加え、そのまま場へと出した。

 そしてSとルリグでアタック。すると、ほのキチ選手のLBからめくれたのは、まさかのスヴァローグ&キス!
 あいどら選手のエナが焼かれ、その上でほのキチ選手の次のLBが強力なものへと生まれ変わる。

 これに気を良くしたか、ほのキチ選手の2t目は早かった。
 友好アンの効果でマルチエナと化したハニエルをコストにLv2へグロウすると、場に残ったハニエルから→ハニエル→リンゼと盤面が埋まっていき、それでアタックフェイズへと移行する。
 リンゼのパンチで、あいどら選手のLBからはウラタロがめくれた。3枚のドローと、トオン含めた2枚のディスカード。エナの色が不安ながら、あいどら選手は手札を整えることに成功し、そのままルリグパンチのガードまで進んだ。
 これで、ライフは5vs6。

 後手2t目。ノベアンをチャージしLv2にグロウしたあいどら選手は、場にコニプラを立ててエナチャージを成功させると、それだけでアタックフェイズへと入った。
 ここでのルリグパンチも、ほのキチ選手は通す。めくれたLBは先ほどキスで埋めた――Be。
 あいどら選手の手札が公開され、サーバントがないことが明らかになる。ほのキチ選手は、先ほどトオンが見えた影響からか、ミミックをこの段階でハンデスすることを選択した。

 未だに、ほのキチ選手のデッキから黒色は見えない。これで、ほのキチ選手のデッキの全貌はほぼ見えたことになる。
 明らかに相手への妨害に寄せられたLBと、そのLBをじゃんじゃん積み込んでも色事故が全く起きなくなる友好アン。これらを組み合わせた、ライフを割らせてからのカウンター気味なショットであることは、ほぼほぼ明らかだ。

 そして、ほのキチ選手による先手3t目。あいどら選手のライフはデッドゾーンへと飛び込むことになってしまった。
 先ほどのLBのBeで、あいどら選手がガードをできないことは明白。ほのキチ選手はビカムユーを警戒してかリンゼを更に立て、そのターンにルリグパンチで1点を通す。これで、あいどら選手のライフは5。

 返すターン、あいどら選手はグロウをすべきかせずにエナを残すべきかを長考し、最終的にはグロウ。タネガスペ連打によりデッキを回してみせ、そして相手の盤面のリンゼを焼却するのだが。
 その次のターンの、燐廻→熱盛遊月によるランデス→ダイレクトによるルリグの3ダメージ要求を行ったほのキチ選手の9点ルリグパンチは、流転を撃っても止まらない。
 彼はLv4からの全力を使う機会が訪れぬまま、試合を畳むこととなってしまった。


○ほのキチ選手
●あいどら選手


 あいどら選手のデッキは、たった3枚のSを除いて残りの全てがLv4、あるいはLv4として代替できるタネガスペ・コニプラ・ノベアン。1t目のユキキーでデッキのLv4以外のカードを0か1まで減らし、残る全てをLv4シグニの暴力で固めた構築だ。
 構築の噛み合いには素晴らしいものがあり、ベスト8の試合ではフェアデッキの傑物とも言えるハナレを相手に一歩も引かない耐久合戦を繰り広げていた。
 が、その都合上、サーバントはLv4のものしか入っておらず、しかもミミックトオン+テンドウによる防御が主軸になるため、そもそものガード枚数自体も少ない。

「切ってる対面だしこれはしょうがないな」

 最後にそう話したあいどら選手の言葉通り、燐廻グズ子という対戦相手には、デッキの防御機構も立ち向かうことはできない。


「カバレージ卓なのに、なんかこんな感じのデッキで申し訳ないです」

 そう言いながらも、チームの勝ちをしっかりもぎ取ったほのキチ選手が、そしてそのチームが、決勝へと駒を進めた。
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テラタカ

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