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第6回らいだぁ杯・決勝カバレージ

ほむけつ選手vsみつお選手




 "刺客"が、チーム「SSSS.スイフトマン」の前に姿を現した。


「らいだぁ杯」はティム東白楽店の店員であるらいだぁが主催を務める大型大会であり、運営メンバーはそのティム東白楽でウィクロスをやっているメンバーがほとんどだ。なので、過去のウィクロスメインのらいだぁ杯に、「ティム東白楽店」をホームとしたチームはあまり多くなかった。
 が、今回は違う。ポケカ・デュエマ・ウィクロスという異種混合戦となった当大会は、逆に「ティム東白楽店」の中でプレイヤー達がチームメイトをかき集めるにはうってつけだ。

 結果として、主催・らいだぁが店舗内で呼び掛けをしていたことも重なり、チーム画伯(※注:東白楽→ひがはく→画伯、という略)は第6回らいだぁ杯の一大勢力となった。

 そのうちの正にひとつが、決勝まで上がってきたチーム「画伯KIDS first」だ。
 ポケカ席こそ最近の流行に乗って始めたプレイヤーが多かったといえど、ウィクロス席には世界大会優勝者や準優勝者が複数、デュエマ席にもCS優勝・準優勝者が複数いた。決してレベルの低い大会ではなかったはずだが、そんな中を、この「画伯勢」の学生達は潜り抜けて来たのだ。

 そうして、悲願のらいだぁ杯チーム初優勝を狙う「SSSS.スイフトマン」の面々の前に、らいだぁの刺客とも呼べる彼らが立ちはだかった。

 ウィクロス担当席に座るのは、準決勝でもカバレージ卓に座っていた「SSSS.スイフトマン」ほむけつ選手と「画伯KIDS first」みつお選手。
 初々しくカバレージ卓にそわそわするみつお選手に比べ、世界大会では配信卓に、それ以外にも何度も上位卓に座ったことのあるほむけつ選手は最早慣れたものだ。

 キャリアに大きな差がある両名。ほむけつ選手が"らいだぁの刺客"を刺すのか、みつお選手が"世界第二位"にジャイアントキリングを起こすのか。
 時間無制限の決勝戦。待っている結果は、どちらかひとつしかない。


 みつお選手のオープンしたルリグは「遊月」。それが、ちょうど彼の世界大会優勝を阻んだルリグだからだろうか? 先手を取ったみつお選手の遊月を見て、ほむけつ選手はどことなく忌々しげな視線を向けた。
 ただ――WIXOSSを始めて一年ちょっとのみつお選手自身は、その詳細を知らない。特に反応することもなく、Lv1を2枚立ててターンを終了した。

 対するほむけつ選手は、今回もまたビートダウン系が予測される相手に対し迷わずビカムユーを撃ち先に2へとグロウする。
 遊月側にビカムユーが入っていた場合、撃ち返しで4に先に乗られる危険を孕んだ動きだが――しかし、猛攻を得意とする遊月に対して早めに高レベルに乗って盤面を埋めに行くという選択も、時に正解になり得る。どちらが正解だったかは、最後まで分からない。

 ビカムユーで先乗りされたみつお選手は、ルリグデッキに一度手を掛ける――カバレージ卓から見えるそのルリグデッキの中に、撃ち返しを可能とするビカムユーがしっかり入っているのが、筆者の目に映った。

 これは順番が再び入れ替わるか――その予想に反して2ターン目、みつお選手は急いでLv3にグロウはせず、素直にLv2のまま地上で面要求をしに行った。
 アンリミテッドセレクターにてディプロドクスを手に入れた遊月は、2t目からかなり安定して2~3面要求をし続けることができる。まだボルシャックの条件達成もエナ管理もできていない状態では、ビカムを打つ意味は薄いという判断だったのだろう。
 ほむけつ選手は攻撃を素通しする。LBからアヴェンジャーがめくれて1点がずれるも、ルリグパンチが通ることで彼のライフは4まで落ち込んだ。

 返すほむけつ選手は3にグロウし、ゆきめキーをアンロックする。
 緑がメインカラーに入っている遊月相手は、暴風警報などを考慮すると、どうしても先にライフを多く割っておきたい対面だ。
 ゆきめキーの効果として2回サーチが選択され、以降サーチするのが難しいムシュフシュ・幅広いアクセス先のあるヴァルキリーがほむけつ選手の手札に加わる。
 更にはヴァルキリーでキライザ→ゲットインデックスで更にもう1枚ヴァルキリー→そのヴァルキリーでシルシュ、と連続でサーチを行い、今サーチしたキライザを利用して1面を空けることで、LBアヴェンジャーで空いた面と合わせて2面要求だ。

 みつお選手はアーツを一度だけ見るも、これをアーツ未使用で通す。先ほどのお返しとばかりにレッドドラゴンがめくれて地上は1点に収まるも、これも先ほどのほむけつ選手と同じくルリグパンチはガードできず、こちらもライフは4まで落ち込んだ。

 お互いにライフは4。そして、お互いにアタック時に複数回のダブルクラッシュを持つルリグ。
 ここでボルシャック2面+何かを立てられれば、それだけで先に致死要求を突きつけられる。が、みつお選手のLv3は爪牙 遊月・参成。つまり、リミットは6であり、このままでは詰め切ることはほぼほぼ不可能だった。
 グロウのためにビカムユーを撃つなら、もうこのターンしかない。

 だが、結論から言おう。彼は、ビカムユーを、このターンも撃たなかった。

 彼はゆきめキーでトロスとサーバントを手札に加えるとディノス・ゲツァルを展開し、なんと赤赤緑の3エナだけでそのままアタックに入ったのだ。
 もうグロウには使えないビカムユーを抱えているが、その顔に迷いはない。

 ほむけつ選手がゲツァルの攻撃をセレクトハッピー5で止め、みつお選手がディプロドクスから攻撃を始める。手札からトロスが公開され、落ちた色はどうにか緑。ほむけつ選手視点で暴風警報を撃たれうるラインに色が到達し、ほむけつ選手のライフは後1枚だけだ。

 ビカムユーによる先乗りが行われなかった結果、ほむけつ選手はまたしても先にLv4へのグロウを成功させる。そうなると、後のほむけつ選手はいかに相手の防御を潜り抜けるかだけだ。


 まず、相手の色エナを落とすシルシュ。みつお選手の緑緑エナが焼かれ、別のデッキトップのエナへと変換される。
 落ちた色は赤緑で、まずは暴風警報の線が消えた。

 次にパンプの入ったプロメウスに花代&緑子キーでダブクラが付けられ、最後に2枚目のプロメウスとアークゲインが場に出てくる。こうしてスペルをケアすることで炎のタマを撃たれる線も消え、そして地上だけで6点要求である以上は1枚ライフ回復されても問題なくトドメまで詰めきれる。

 ダブクラプロメウス+プロメウス+アークゲイン。みつお選手のライフは赤赤赤緑。こうして、ほむけつ選手の攻撃が通りきる――かに思えた、その時。
 みつお選手のルリグデッキから、決定的な1枚が見えた。

 決闘文具だ。

 まず、決闘文具の1回目。みつお選手のデッキから緑エナが2枚置かれ、彼のエナが赤赤赤緑緑となる。
 次に、龍滅連鎖。みつお選手のライフが1枚加わると同時に、「チェイン赤緑」の効果が最後の一手を有効にする。
 もちろん、最後の一手はアンコールされてルリグデッキに戻った決闘文具!

 ライフが5に増え、その上でアタックの1回目を無効にされたほむけつ選手は、これでこのターンどうやっても地上での点数が届かないことが確定してしまった。
 そして、先ほどみつお選手がゆきめキーで回収したシグニのうち1枚は、タマのワンチャンスルリグパンチをしっかり防げるサーバント。

 こうしてほむけつ選手の全力特攻はライフ0枚のところでギリギリシャットアウトされ、みつお選手は値千金の4ターン目を得る。
 グロウに使わなかったビカムユーを彼はようやく吐き出すと、トラッシュからレッドドラゴンが回収される。

 ゲツァル・ゲツァル・レッドドラゴンにより生み出される、アークゲインの耐性を飛び越える擬似アサシン3枚体制。更にほむけつ選手の張っていたアイヤイキーもゆきめキーで効果を消されると、最早ほむけつ選手にはセレクトハッピー5を防御で吐ききる以外の道は残されていない。

 数少ないエナを飛ばされてはたまらず、ほむけつ選手はゲツァル2枚をストップさせる。こうして、ライフ0・ルリグデッキも0・エナも0の状態で、ほむけつ選手にラストターンが回ってきた。

 場に出ているプロメウスでは、ゲツァルのパワーもレッドドラゴンのパワーも超えることができない。
 彼はゲットインデックスでデッキからクロトを呼び出し、そのクロトで唯一の回答となり得るコマリスを宣言するが……残念、めくられた5枚の中にその小さな獣は姿を現さない!

 こうして、仕方なくルリグパンチだけしかできなかったほむけつ選手にサーバントを叩き付け。
 みつお選手のゲツァルが、そのまま火を噴いた。

○みつお選手
●ほむけつ選手

 Lv3とLv4でルリグの色が違うことによる、決闘文具で置ける色の違い。実はみつお選手は、一回戦でその色の差に苦しめられ敗北していた経緯がある。
 決勝の舞台で、しかもショットデッキに先乗りされたという焦りが生まれがちな状況。それでもみつお選手はしっかりとプレイングを修正し、チーム全体でこそ負けて準優勝に留まってしまったものの、キャリアで圧倒的に勝る相手から白星を奪い取ったのだった。
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テラタカ

Author:テラタカ
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後は長期人狼もやってます

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